安全対策について

「活動中の安全管理」について

安全管理の目的は、事故やけがなくその日の活動を終えることです。そのためには、活動中に教職員が安全管理を怠らないことは言うまでもありませんが、教職員の力だけで100%の安全を守ることは非常に難しく、子どもたちへの安全意識の確認も必要となります。
また、安全を重視するがゆえにリスクをどんどん排除していくと、日日の活動がもつ本来の意義や学びのチャンスまでもが損なわれることになります。ですから、リスクマネジメントの視点をもち、リスクを見極め、しっかりコントロールすることで、日日の活動がもつ本来の意義や学びのチャンスを損なわないようにする必要もあります。
なお、以下の項目は、事故やけがの防止対策として、教職員間で共通理解を進めていきます。

1.体調の確認

活動を行う前に、子ども一人一人の体調確認を行うことから一日が始まります。肉体的な疲れや精神的に不安や気になることがないか、睡眠や食事はしっかりとれているかなどです。特にふだんの家庭生活と違い、なかなか慣れない子どもがいることもあります。そういった体調を考慮した上で活動を進めることが、無理や集中力がないときに起こる事故やけがを防ぐことにつながります。

2.準備運動

これから行う活動に向けて、必要な準備運動を行います。特に体を使って行う活動であれば、よく使用する部位を中心に、ストレッチやウォーミングアップをしっかり行います。

3.使用する施設や備品などの確認

使用する施設や備品などの確認をしっかり行った上で、一日の活動を始めます。活動に適した服装であるか?水筒などは持っているか?また、どこかに不備があったり、正しい使用方法をしていなかったりして、事故やけがが起こらないように確認し、そのうえで活動を始めます。

4.安全に関しての説明(セイフティトーク)

通常子どもたちは、これから行う活動や活動の場所、安全についての知識をほとんどもっていません。
危険なのでしてはいけないことや危険な動植物など、“明らかな危険”については教職員が事前に注意を与え、安全意識を高める必要があります。この際、伝え方についてもわかりやすい言葉で、しっかりと理解させなければ効果的ではありません。しっかりとした安全意識をもたせることが大切です。

5.子どもへの指導

家庭とは違った環境の中で保育活動を行うため、子ども自身で危険な場所、危険なものがわからない場合があります。また、興奮してしまって、集中力がなかったり、ふざけあったりしているうちに、事故やけがにつながる場合もあります。したがって、教職員はよく目を配らせて、子どもたちの行動を把握し、適切なタイミングでしっかり注意指導を行うことを心掛けます。

6.天候の確認

天候は、日日の活動に大きく影響を与える要素の一つであり、人間の力ではどうすることもできません。特に大雨や強風、雷、台風などは災害にもつながる危険な気候条件です。常に最新の気象情報を収集し、天候を予測して、早めに判断することが事故やけがを防ぐことにつながります。また、地域の特徴的な気象パターンを知ることも大切な要素です。

7.計画の実施と変更

活動前に立てた計画を、そのまま問題なく行うことができる場合と、逆に内容の変更が必要な場合があります。元々の計画にとらわれすぎずに、ときには柔軟な対応をすることも必要です。

8.コミュニケーションをしっかり行う

活動中は、教職員と子ども、教職員同士でしっかりとコミュニケーションをとりながら、進めていくことが重要です。ときには伝わっていなかった結果、余計なことをしてしまったり、ちぐはぐな行動となってしまったり、危険な状況となってしまったりすることがあります。お互いの意思を確認して、情報を共有することが安全確保につながります。特に園外保育などでは、遊具などを使用させることができるかどうかをよく考えた上で、注意事項の伝え方を工夫し、ときにはデモンストレーションや視覚的に見せて理解させることが大切です。

9.教職員自身の体調管理

教職員も一人の人間であり、肉体的・精神的コンディションが実際の活動に大きく影響します。疲れ、睡眠不足、精神的な不安等があれば、行動や判断に迷いが出ることもあります。また、子どもの安全を守ることもできません。したがって、しっかりと自分自身のコンディションを整え、いざという時に備えるよう、情報の共有やミーティングを効率よく行い、休息をしっかりとることも大切です。